こんにちはせいです。
ブログを書くために借金関係についてよく調べるせいか、私のインスタやTwitterではよく借金減額診断というものが出てきます。最初これはなんだろう?新手の詐欺かなと思っていましたが調べてみると弁護士や司法書士の広告であることがわかってきました。
なんの広告なのかというと債務整理の広告です。
この記事では、インスタ・YouTube・Twitter、アプリの宣伝などで宣伝で出現する人も多い、借金減額診断・借金減額シミュレーターについて解説していきます。
この記事は
借金減額診断・借金減額シミュレーターの広告って一体何?
興味あるけど怪しいから使えない
と考えている方に向けて書いています。
借金減額診断・シミュレーターとは?
借金を減額できるのは本当か?
借金減額診断・シミュレーターとは弁護士や司法書士の広告です。
謳い文句でゼロになるばかりか、返金もあると書いていることも多いと思います。
これは過払い請求が以前行われていましたが、その頃の状態を表しています。
現在2010年以前に借金を開始した方以外は当てはまりません。
2010以前に開始した方で2011年以降も返済されていた方以外は通常は時効になっているため過払い請求は行われません。(2021年11月現在)
2010年前から借り入れている方もゼロではないと思うので特に虚偽広告ではなく掲載されています。
借金減額診断のおかげで減額するというわけではなく、個人再生などでは元本の減額もあり自己破産では借金が免責で0になることから、債務整理によって減額するというわけです。
借金減額診断・シミュレーターの仕組みは?
クリックして診断に答えると弁護士・司法書士から連絡があります。
面談や電話相談を行って、弁護士や司法書士に受任してもらうことによって債務整理の手続きへと進みます。
減額診断・シミュレーターの基本は債務整理
借金の返済額を減額するという方法の一つにおまとめローンという方法もあります。
これは借金を減らすというより、借金をまとめて利息を減らして支払い総金額を減らすというものです。
しかしこれについては弁護士や司法書士が薦めることはありません。
なぜならそれでは弁護士や司法書士に全く旨みがないためです。
その為、借金減額診断・減額シミュレーターを通じての減額は債務整理によるものになります。
過払い請求・過払い診断
- 2010年以前の借金がまだ続いている方
- 返済終了から10年経過していない方
は過払い請求が行える可能性があります。
長々と返していたけどそういえば!という方は、弁護士・司法書士に連絡することによって、減額または返金が行われる可能性があります。
完済後であれば個人情報機関に情報の登録はありません。
ただ、借金が完済されていない状態で過払い請求を行うと信用情報機関に記載される可能性が高いためご注意ください。
任意整理
借金減額診断は、司法書士も多く広告を出しています。
最もポピュラーな債務整理だと思います。
任意整理は、借金の利子をなくして、36回〜60回払いで分割して返していく手続きになります。
どうして借金の額÷60かというと大体60回くらいの再分割となる場合が多い為です。300万円の借金であれば月五万円以上返せる方は任意整理が向いていると思います。

個人再生
個人再生とは、裁判所に申し立てて借金を5分の1に減らした額と100万円の高い方を3年(〜5年)で支払っていく手続きになります。
借金が大きく減ることになりますので返済総金額、毎月の返済金額が大きく減ることになります。
個人再生を考える方は自己破産も視野に入ることも多いと思いますが、
- 自己破産の免責不可の理由がある(浪費、ギャンブル)
- 職業的に自己破産できない(風俗営業の管理者、保険勧誘員、士業、警備員など)
- 月3万円以上の返済をすることが出来る
- 自宅があり手放したくない
などの方は個人再生が向いていると思います。

自己破産
自己破産は借金が支払えないことを裁判所に訴えて、財産があれば処分をして借金をゼロにする制度になります。
借金だけで財産などがない場合は同時廃止と言って申し立てて認められたらそのまま借金がゼロになります。
向いている方は
- 自宅などの財産が特にない
- 破産が問題となる職業についていない
- 返済ができない状態になっている(収入ー生活費=返済可能額<返済額)
- とにかく借金をなくしたい、もう返済したくない
などの方に向いていると思います。
元々は借金に困った人に対する救済の制度になるため、信用情報機関に登録はされ一番長く保持されますがそれ以外に特にデメリットはなく制度適用できるのであれば生活の立て直しが容易な制度になります。

借金減額診断・シミュレーターのメリットデメリットは?
借金減額診断メリットは?
任意整理、個人再生、自己破産をおこなうのと同じになります。
診断とともに連絡先に連絡がくるので司法書士や弁護士を選ぶ手間は省けます。
借金減額診断デメリットは?
まず何もわからないまま専門家につながり、面談の約束などをしてしまう可能性があるため、どんな専門家かわからない場合はよく調べてからにすることをお勧めします。
次に債務整理を行うため任意整理、個人再生、自己破産ともに信用情報機関に登録されます。
そのことによって
- 新たな借入が難しくなる
- クレジットカードが使えなくなる
- 自己破産、個人再生の場合は官報に掲載されます。
自己破産も、デメリットが大きいと言う話をよく聞きますが、同時廃止であればほぼありません
借金減額診断・シミュレーターって信用できる?
SNSや動画などで宣伝されており、本当に大丈夫なの?と感じると思います。
しかし弁護士、司法書士の広告としてみると特に信用できない点は見られません。
借金減額診断・シミュレーター怪しい?
動画やSNSは慣れないとすごく怪しく見えますが借金減額診断、シミュレーターであれば問題はありません。
しかし債務整理とせずに、「国が認めた借金減額診断、シミュレーター」と少し誤魔化しているのは個人的には苦手です。
似たような見た目で、減額しなくても返済できる。簡単に返せるなどと書いている詐欺も多いようです。
私が最後に見たのは不動産投資を行って返済すると言うものですが、おそらく借入金の中に借金を入れてしまいます。
利回りで返済を行うことによって事実上借金を無くすと言うことだと思われます。
もし融資を受けれたとしても、その物件が想定内の利回りとなるかどうかはわかりません。
自己判断で良いと思う方はともかく個人的んはお勧めしない内容ですので注意してください。
借金の減額を弁護士・司法書士に相談する時気をつけるポイントとは
準備をきちんとしよう
カードや通帳は全て持っていきます。
自分の借金の状況をまとめていきましょう。
どんな債務整理を希望するかを考えておきましょう。
専門家でありますが、自分の今後を人任せにするのはお勧めしません。
自分が債務整理するならどんな内容の債務整理をするのか?残したいものや、疑問点はないか?などをしっかり考えてからにしましょう。
専門家は一件しか話聞けないわけではありません
どの専門家も借金に関しての相談は無料になることが多いです。
その為ここしかないと思い込まずに、自分の希望や、人柄、対応を見て気にいるところで契約することをお勧めします。
個人情報を提供して事情を話すので、断りにくいのでその点だけご注意ください
(全国対応の少し遠いところの方が安心かも)
きちんと評判も確認しましょう
今時はTwitterなどで検索すれば口コミなども出てきます。相談する前にきちんと確認しておきましょう。
HPを確認して費用も確認しておきましょう
費用は専門家によって自由に決めることができます。
そのため相談に行って契約後にあれ?とならないようにあらかじめ確認しておきましょう。
しかし、費用だけ見ても変なところに受任してもらってから、弁護士や司法書士を変えると逆に高くなってしまいます。
通常弁護士や司法書士の費用は、分割払いとなるため毎月の支払いの上昇はわずかになります。
高い安いだけではなく、対応が親切、やり取りしやすい、など信頼できる所を探すのが一番だと思います。
おすすめの弁護士は?
当サイトでお勧めしている専門家は以下の通りです。

まとめ
よくあるSNS、動画でみる借金減額診断・借金減額シミュレーターについて解説しました。
まとめると
借金の利息を減らす→おまとめローン、任意整理
借金返しすぎ・返金がある→過払い請求
借金が減額、ゼロになる→自己破産・個人再生
になります
それぞれメリットデメリットありますが、上手に使ってより良い人生となることをお祈りしております。
終わり
コメント